意外においしく作るのが難しいペペロンチーノを、大満足に仕上げるコツ
ペペロンチーノ、おいしいですよね。材料は少なくて済むし、
必要な調理器具も少ないので、片付けも簡単です。
しかし一方で、簡単がゆえに満足がいく仕上がりにもっていくのが難しい一品だとも言えると思います。
なので、簡単なはずなのに意外においしく作るのが難しいペペロンチーノを、大満足に仕上げるコツをご紹介します。
1.どんな時にペペロンチーノを作ろうと思い立つのか
・ペペロンチーノが大好きだから食べたい!
そうでしょう。そうでしょう。素晴らしい動機です。
しかし、こんな動機の方はいらっしゃいませんか?
(私の動機は圧倒的にこちら)
・何か作るのが究極に面倒くさい
・簡単にしたい割に、高めの満足度が欲しい
・材料があまりない
・材料はあるが、それには他に使用目的がある
・作り置きなどのおかずはある程度あるが、ご飯がない
私の場合、そんな時に登場するのがペペロンチーノとなります。
2.少ない材料で作れるにもかかわらず、意外に高いハードルとは
・にんにくの炒め具合
オイルに香りが移ればOKなのに炒めすぎてしまうと、「香ばしい」より
「苦い」が先行しまいます。
これを回避するため、私はパスタを茹で始めてから、にんにくに火を入れ開始です。
そして、にんにくが茶色く色づく手前で火を止めて、パスタの茹で汁を入れます。
この茹で汁は、茹で始めの頃のものではなく、かなり後半のものが望ましいです。
(2人前なら、50~60㎖が目安)ちなみに、この時に使うのは普通のサラダ油です。
・パスタの茹で加減
今更感がありますが、茹で加減はとても大切ですよね。スパゲティならば、袋に表示されている茹で時間よりもマイナス2分くらい早く上げてしまうのが良いかと思います。フライパンの中のソースと合わせている間に更に加熱され、ソースを含んでいくので、これくらいで大丈夫なはずです。
・ソースの乳化問題
これがペペロンチーノを作る際の「肝」と言い切っても良いくらいに大切なポイントです。
「にんにくの炒め具合」のところで、茹でているパスタの後半の茹で汁を入れると書きました。この後半茹で汁を使うのが大切で、これにより、混ざらないオイルvs水ではなく、白濁したソースができるのです。
フライパンに茹で汁を入れたらと加熱しつつとにかく混ぜて、少しとろみがある白濁したソースになったら成功です。
そこに茹であがったパスタを入れたら、汁気がほぼなくなるまで混ぜ。
3.まずい訳ではないけれど、今イチ物足りない
にんにく・唐辛子・パスタの茹で汁の塩分がメインの王道ペペロンチーノですが、何か今イチ物足りなことはありませんか?私が考える家庭料理は、本格的よりも満足できる味の方が大切なので、本格的(王道)を目指す方から見たら「邪道」で全然かまいません。邪道上等です。
「白だし」と「アンチョビソース」をソースに入れます。ただし注意点が一つ。それは「旨味」をつけるのが目的で、塩味をつけるのではないということ。なので入れる量はあくまでも控えめが鉄則です。
ここまで読み進めてくださった方はお気づきかと思いますが、唐辛子について、ここまで何も書いていません。
私、唐辛子(辛味)はべつ添えにしているのです。それがこれ☟
鷹の爪を刻んでEXバージンオリーブオイルに漬けたものを、常備しており、パスタを盛り付けた後にたらり。EXバージンオリーブオイルは加熱すると風味が損なわれてしまうので、このようにしています。焦がす心配はないし、色々と便利なものです。
私的基本のペペロンチーノが上手く作れれば、アレンジの幅も広がりますよね。
例えばこんな感じです。
大葉とシラスのペペロンチーノ
ツナとズッキーニとトマトのペペロンチーノ(唐辛子オイルをかける前)
ちなみに、冒頭の画像のペペロンチーノは、紫蘇の実入りです。
いくつかのコツを押さえれば、家に常備してあるような材料でおいしく作れますので、お試しください。
初めてのブログで、何だかとりとめない記事になっていますが、それでも最後まで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。